寛容であれ!ケーススタディ

2012.12.31

先日、以下の様なことがあった。

私から当社従業員へ、金融機関への与信申し込み書類作成を依頼。

 

私「作成できた?分からない箇所あった?なければ先方へ送ってね」

従「分からないところはないです大丈夫です

私「じゃ、OOOも分かったんんだ?

従「いいえ、分からないので、記入していません

私「ん、・・・??

 「じゃ、そこはOOOって記入して。他にはある?」

従「XXXも記入していません。

私「ん、ん、・・・??

 「じゃ、そこは昨年分を調べて、書いて。」

 

最初の私のOOOは家族構成について。私は独身って言っているけど、従業員としては、まぁ、確認してみる必要はあるかも。百歩譲って理解できる。

次のXXXは、私の年収。って、言うか、経理総務に記入をしてもらっているのに、調べないのか?それで、出そうとしていたのか?私は担当者の考えていることが理解できない。。。他にも、年商就業年数住まい、についても未記入であった。

 

私「家族のことは確認して貰っても構わないけど、年収などは調べて書けるよね?

  で、何でこんな状態で分からない箇所はないって言うのかな?

  金融機関に提出する書類なんだから、もっと丁寧に作成して貰わないと、

  会社の質が疑われるよ。」

従「申し訳ございません。」

私「・・・。」

 「じゃ、これで書き終えたね?じゃ、先方へメールして下さい」

従「はい。かしこまりました。」

ここまでの「 」は、電話でのやりとり。

 

その1時間後、会社の会議室に総務経理を担当するスタッフを集め、直接、私が金融機関のレクチャーを行う。目的、メリットを説明して、申込書に記入する内容については、自らの経験を基に(ローンを組むときの内容を思い出しながら)、想像で構わないから、記入項目を言ってみてくれと。

 

それから、また数時間後のこと。

その前に一つ説明をしておくと、当社には基本動作が幾つかある。

重要なメールをしたら、先方に電話して着信を確認をすること。

取引先や上司に依頼されたことは、必ず備忘録を作成しメールで返すこと

この場合に必ずして欲しい基本動作である。当然、当該従業員も知っている。

 

私(基本動作はしているかな〜。。心配だな〜

 「メールの着信確認を先方に電話で確認してくれた?」

従「いいえ。すみません。やっておりません」

私「もう少し、ちゃんと仕事しようよ。やる気なしなら、仕事辞めていただいて構わないよ

従「申し訳ございませんでした。」かなり落ち込んでいる様子。

 

残念であるが、やっぱり私は寛容でない

自分の言動にも自己嫌悪が残る。

仕事は気持ちよく終えたいもの。

当分、当該従業員には信頼して仕事は振れないであろう。

 

これは、当該担当者を責めるために書いたのではない。と言うより、タイトル通りのこと。何処まで寛容であるべきなのか?私は常々自問自答している。

 

皆さんはこれを読んでどう感じただろうか?

また、上司として、どこまで寛容でいられるのであろうか?

== 寛容 かん‐よう

〘名•形動〙(スル)心が広くて、よく人の言動を受け入れること。他の罪や欠点などをきびしく責めないこと。また、そのさま。

「—の精神をもって当たる」「—な態度をとる」「多少の欠点は—する」

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