勇気ある撤退

2013.05.27
当社の新規事業である飲食事業を任せる予定であった、担当取締役がリタイアすることが決定いたしました。当然、家族や友人には伝えている中で、勇気ある撤退と言えると思います。 年商5億円を目指している飲食店の経営者なら、誰でもするであろう経営資料の作成(取り纏め)と分析や、店舗探し、その店舗に応じた経営シュミレーション作成。そんなことが不得意だった様で、いわゆる報連相が少なかったと感じました。今後、報連相は、どこで働くにしても、必要となる基本動作です。彼には強く意識を持って取組んで頂きたいと思います。 リタイアの理由については、当社に在籍してから、時間的な余裕がある中で色々と今後の人生を考えたそうです。その結果、「自分のやりたい方針の店がすぐ出せない。」「自分は1〜2店舗しか管理出来ない」「田舎暮らしでのんびりしたくなった」とのことで、当社に来てもらう前に、1年半もの時間を掛けて、慎重に話し合って来たつもりでしたが、それが全て覆ったことは、私のコミュニケーション力が足りなかったと猛省しています。 彼は30歳になったばかり。まだまだ、これから長い時間、働いて、稼いで、家族を養って行かねばならないでしょう。きっと苦労も多いと思いますが、負けずに頑張って、成長をして頂きたいと思います。 私は、当社は彼に役に立ったのか?自問自答を続けておりますが、、彼が生きて行く道を見つけてくれただけでも、当社で過ごした時間が無駄ではなかったのだと、前向きに捉えて。。。一旦、幕を引きたいと思います。 と言う訳で、誠に残念ですが、当面、飲食事業は先送りとなりました。 気持ちを切り替えて、予てからの夢であった、『発明品』を製作・販売する会社を設立したいと思うので、可能かどうかの調査に着手いたしました。