「
言った」「
言わない。」や、自分の”うっかり忘れ”、”認識の行き違い”を防止する重要なツールとして、
備忘録や
議事録(以下、備忘録とする)がある。それが持つ効用からして、仕事では
受託側が作成するのがお勧め。
受託側が備忘録を残せば、
問題が生じた際に、”取引先だったら
会社”、”社内なら
自分”を
守ってくれる最後の
砦になると思う。
社内外の会議議事録はもちろんのこと、ちょっとした依頼された事項も備忘録に残し、それを、メールで関係者に送信しておく。ついでに自分にもメールの宛先指定をしておく。自分に着信したメールは、あらかじめ”備忘録フォルダ”を作っておき、そこに格納しておくことで、うっかり忘れも防止出来る。たった、それだけで上手く運ぶことが多い。
私は、高校の野球部でキャッチャーをやっていた。二番手であったが、練習試合含め年間70試合くらい出させてもらった。
その試合中に監督から結果で責められる(怒鳴られる)のが、とても嫌で嫌で仕方がなかった。そこで試合中でも練習中でも監督の言葉を片っ端からメモにした。それは監督にも言葉の責任を持ってもらう為のパフォーマンスであった。その結果、監督は私には何も言わなくなっただけでなく、むしろ、皆の前で、褒められてしまった(笑)
上司なんて、そんなもんだと思う。でも、
監督が言わんとしている事が繋がったのもメモのお陰である。最後の大会では、一人データ係(先乗りスコアラー)として、シード校撃破に貢献できたと思う。翌年(大学1年)は、監督に呼ばれ、対戦予定の試合のスコアを付けたら、A、Bシード連続撃破で準々決勝まで進出した。勝利インタビューで監督はうちにはデータがあると自慢してた(今なら問題発言かな?)。もちろん当時の選手が素晴らしいことは間違いないこと。随分と話が逸れてしまったので基に。
メモを上手に取る人は
備忘録の提出も迅速である。一方、メモを取らないタイプの人は、備忘録の提出も遅く、仕事の納期遅延や、認識違いも多い気がする。
では、
ヒアリングしながら、
メモを上手にまとめられるためには、どうすれば良いのだろう?
事前準備と、
会議本番でやることについて整理をしてみる。
事前準備
- 概要・経緯の理解
- 今後の課題や懸念事項の理解
- 会議目的の理解 ➡ブレスト会議、進捗確認会議、重要事項決定会議、業務命令、依頼事項etcの理解
メモの取り方(会議本番)
-
その場で取る
-
レジュメに補足するのが理想
-
簡潔明瞭に取る
-
5W1H(いつまでに、誰が、何を、何故、いかにして、何をする)を満たしているか確認する
-
不明点は確認する
-
最後に確認のための復唱を行う
備忘録の主目的は、仕事で依頼者の要望通りの成果を出すことである。
仕事で成果を出すためには、主旨を理解し準備を進めることである。
その中で備忘録は、重要な役割を果たすツールと考える。