「
そもそも何が原因なのか?」と、問題が発生した時に、基本に立ち返って貰うために、この様な言葉で社内で問いかけることがある。そして
原因究明には、
業務システムの妥当性、
個人能力の観点から、検討を進めて貰うことを指導している。
しかしながら、業務システムを問題視せずに業務システム
ありきで、
当該担当者の個人の
反省のみに言及する場合が圧倒的に多い。しばらくすると、
同じ類いの
ミスが、人が変わっても
何度も発生する。これでは改善したと言うことにはならない。
そもそも業務システムに何らかの
欠陥があると考えた方が
合理的である。人に無理難題を強いるより、業務システムを改善して解決することが、ミスが減るし、コスト削減を実現できる。
個人のミスは、習熟度合いによって精度は上下するが、
完全にzeroにはならない。千件に1件か、1万件に1件のミスは必ず発生する。
これを更にミス率を削減するためには、業務システムの改善し、人が関わるポイントを変える必要がある。注意して貰いたいのは、
業務システムの改善が必要かどうかの判断は、習熟度の高いスタッフのミス率がどうかで判断する方が良いと思う。
そもそも、
どんな仕事をするにせよ、習熟度の低いスタッフはミスがつきものである。
会社が、スタッフにしてもらいたい仕事は、『とても重要な仕事』か、『業務のオートメーション化が出来ない(費用対効果で合わない)仕事』である。
『とても重要な仕事』『業務のオートメーション化が出来ない仕事』『業務のオートメーション化が費用対効果で出来ない仕事』とは何か?業種などで違いがあるが、当社での仕事で言うなら、
接客や
コミュニケーションに関する仕事、
データ分析はオートメーション化をしないと決めている。それ以外は、費用対効果が見込めるならオートメーション化を推進した方が良いと考えている。
注意:上記、『業務システム』は人+機械をミックスして業務を構築すること。『業務のオートメーション化』は機械のみで業務を処理すること。
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そも‐そも【抑】
- 〘名〙《接続詞「そもそも」が文頭に置かれるところから》最初。発端。副詞的にも用いる。「この話には—から反対だった」「目的が—違う」
- 〘接〙改めて説き起こすときに用いる語。いったい。だいたい。さて。「—人間というものは」